酒井 |
まず10年間を振り返る材料として、2店の利用者数の推移と年代別(R・M・S)推移をご覧いただきます。 |
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「シニアの利用率が年々高くなり、今年は全体の38%がシニアというびっくりの数字」 |
酒井 |
従順な人妻たち(以下本店と略す)は10年、ザ・ウーマンは7年のデータです。 まず、利用者総数の推移を見ますと、景気の変動に大きく左右されない傾向が見られますが、やはりリーマン・ショック、東日本大震災、アベノミクスなどの大きな出来事にはそれなりにシンクロしていることがわかります。
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加山 |
私はもっと変動があるのかなと思っていました。でもこれを見ますと意外とへこんでいない。 特に大震災の後は連日厳しかったので・・・。
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伊勢 |
あの時は、しばらく新幹線もがらがらでしたから。 私は名古屋でしょう、東京に出張に来ることが多いので良く覚えています。
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澤田 |
でもそんなにへこんでいないね。 |
加山 |
大震災の時はともかく、リーマン・ショックの時はリーマンのおかげ効果というものもありましたから(笑)。 |
澤田 |
おかげ? |
加山 |
リーマンのせいというか、店から見れば“おかげ”。普段は考えられないような女性が二人入店しましたから。 |
伊勢 |
加山さん、そのひとりはあの人じゃないかなあ。 |
加山 |
そうです○野です。伊勢さんは毎週土曜の夕方6時組に入ってらっしゃいましたね。 |
酒井 |
スケジュール更新を待ち受けて予約するお客様です。 |
伊勢 |
そうそう、6時過ぎに電話しても全然取れない。 |
加山 |
澤田様もお会いになっているはずです。 |
澤田 |
そうですか。あの子かなあ。 |
加山 |
その女性の話は、また後でゆっくりするとしまして、年代別推移に話を戻しましょう。酒井さん続けてください。 |
酒井 |
では続きを。このグラフを見てはっきりわかるのは特に本店ですが、年々シニア会員の利用が増えていることです。開業1年目はレギュラー会員(30代)とシニア会員(60歳以上)の利用率がどちらも13%と全く同じでしたが、7年目にはS会員が全体の30%を越え、今年はなんと38%、約4割の方がシニアという仰天の数字です。 |
澤田 |
30代はこんなに少ないんだ。 |
酒井 |
30代の人にももっと利用していただきたいのですが、シニアがどんどん増えまして。 |
伊勢 |
最近のシニアは若いですから。 |
酒井 |
まあ、高齢化が生み出した数字だといえばそれまでなのですが、それにしてもびっくりです。 |
澤田 |
最高齢はいくつぐらい? |
加山 |
87歳という方がいらっしゃいます。初めて電話で話したときは確か70代とおっしゃっていたのに、付いた女性に聞くと本人が87歳と云ってらしたと。 |
酒井 |
若く見られたいという思いもあるんでしょうね。 |
加山 |
60歳を越えているのに、ずっとミドル会員の料金を払ってくださった方もいらっしゃいます。自己申告だから気づかなかったのかも知れませんが。 |
酒井 |
開業当時から勿論シニア層も意識していましたが、ここまでシニアの利用率が高くなるとは全く想定外です。ここ数年、週刊ポストで「シニア世代の性生活云々」という特集記事が掲載されていまして、ほとんど毎号お店の紹介をしてもらっていますので、その影響もあるのかもしれません。 |
澤田 |
でも僕らも何年かするとシニアになるんだからね。 |
酒井 |
僕は一足お先にシニアの仲間入りをしちゃいました。僕も早く澤田さんのように200回以上利用した~い。 |
加山 |
今はダメですよ。引退してからです。 |
酒井 |
やっぱりダメかあ。 |
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「変わらないことブレないことが安心感」 |
酒井 |
次に10年間で、ウーマンは7年ですが、変わったところと変わらないところについてお感じになっていることをお話いただきたいのですが。もちろん良い面も悪い面もです。 |
澤田 |
変わったところですか、基本変わっていないですよね。でもひとつだけ、加山さんのところはスケジュールの出し方が変わったり、女性全員の2週間分のスケジュールをひと並びで見られなくなりました。それはちょっと見にくいですね。
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酒井 |
僕も最初は反対したんですが、あれは意図的にやってるんだよね、加山さん。 |
加山 |
そうなんです。2週間分表示すると、出勤の多い女性はどうしても目立ってしまいます。ウーマンは、本店も同じだと思うんですが、レア出勤の女性に予約が集中するんです。3日より2日、2日より1日と。出勤日数だけで女性を取捨選択されるのを避けたいので、そうしました。でも週に3日出勤する女性でも本当にいい女性はいるんです。その良さを伝えるためにレア効果というものを薄めるというか・・・。
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澤田 |
まあその女性の個別ページを見ると、2週間分のスケジュールが確認できるんですが、私は計画的に利用する方なので、全員一覧で2週間分出ているほうがありがたい。他の店はほとんど3日、多くて1週間でしょう。 |
酒井 |
2週間分の出勤スケジュールを出しているのは、日本で私の知る限り当店とウーマンだけです。 |
伊勢 |
私も出張で東京へ来るので、2週間分出ているのはやはり大きいですね。 |
酒井 |
他と同じじゃ嫌なんですよ。ウチやウーマンのHPの紹介文や写真をそのままパクるという店が3年目ぐらいから頻発しましたが、その防止のために文化庁にウチのHPを著作物として認めてもらうように著作物申請しました。そうしたらなんと文化庁から長官官房審議官の名前で著作物として認めるという通知書が届いたのです。そんなことする風俗店がありますか。
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澤田 |
HPの内容が内容ですからね。 |
酒井 |
その通知書をスキャンしてそのままホームページに掲載しました。それからパクリが少なくなったのです。 |
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伊勢 |
僕は、そういうところからしてもしっかりしているなと。ルーズなお店がほとんどですからね。利用していくうちにわかってくるものです。それと最初びっくりしたのは電話したら「加山が承りました」とか「酒井が確認しました」とか名前をおっしゃるじゃないですか。これはすごく新鮮でした。 |
酒井 |
いまだ予約を受け付けても自分の名前を言わない風俗店ばかりです。でも風俗店に限らず、最近は一般の企業や店でも自分の名前を言わない。松屋や三越に電話してこの商品を取り置き下さいと注文しても、相手は名前を言わない、この店(料理屋)もそう。今日の予約をしたときに名前を言わないので、お名前は?と聞きました。 |
澤田 |
周りを見ると余計にわかる。だからはまりますよ。どこが変わっているかという酒井さんからの質問でしたが、本質的には変わっていないというのが私の意見です。
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伊勢 |
変わっていないから通っていると。 |
澤田 |
そうです。HPが大きく変わったり、人が変わったりするとなんというか勘ぐりますから。 |
加山 |
オーナー変わったのじゃないかとか。 |
伊勢 |
こちらは中まで見えないですから、変わらないことブレないことが安心感というか。 |
酒井 |
ただ時々ちょっとは変わるべきじゃないかと思うこともありますよ。あまりに相変わらずというのも芸がない(笑) |
加山 |
私は真ん中の柱はブレない。でも細かなところは結構いじっています。酒井さんはずっと変えないので。 |
酒井 |
こう見えてもちょこっとは変えてるんですよ。 |
加山 |
本当にちょこっとです(笑)。 |
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「そういう違いはあってもいい。2つ店があるんだから」 |
酒井 |
次に、本店とザ・ウーマンの違いというものがあれば、お感じになっているところを教えていただきたいのですが、伊勢さんいかがですか。 |
伊勢 |
酒井さんの店はまるで文学作品のような文章で、知的好奇心をくすぐられるんです。女性のイメージが先行するというか、言葉によってね。辞められた壇さんがまさしくそうでした。酒井さんが書かれたプロフィールを読んで私がイメージした、まさしくその通りの方が現れましたからね。 |
酒井 |
彼女は書きやすかった。素材が良く特徴がはっきりしていましたから。 |
伊勢 |
加山さんの方は女性の内面を紹介するというか、性格とかが見えてくる。普通の主婦であってもキャリアのある女性であっても、その人一個人の素顔が見えるというか、そのあたりが違う点じゃないかと感じています。 |
澤田 |
私は最初酒井さんの店のHPを見て怪しいと思っていました。文章があまりに美しいので怪しいと。でもなんか気になって“お気に入り(ブックマーク)”に追加して置き、しばらくして一度行ってからは抜けられなくなってしまいましたね。 |
加山 |
抜けなくてもいいんですよ(笑)。 |
澤田 |
酒井さんは広告代理店にいらっしゃったと聞きました。だからああいう文章が書けるのだと。 |
酒井 |
でも営業ですからコピー(文章)は書かないんですよ。企画書は書きますが。それに元々文章を書くのは苦手で。 |
伊勢 |
酒井さんのところのHP見ているとめちゃめちゃそそられるんですよ。どんな人が来るのかなと。 |
酒井 |
勿論それは狙っています。でも入り口にしていただいたらいいので。でもそう思わない人もいらっしゃるんで(笑)。最近はあまりにイメージを膨らませすぎるのを控えようと思っていますが、やはり素材が良いと執筆欲が刺激されるというか、天から降りてくる。 |
伊勢 |
女性から酒井さんや加山さんの話を良く聞くんですよ。面接ではこうだったとか。 |
加山 |
あまり言わないようにと言っているんですけど。 |
澤田 |
私も加山さんのことを良く聞きます。女性が加山さんのことを褒めるんですよ。 |
伊勢 |
加山さんってしっかりしている人だとか。 |
加山 |
そう言えって教育しています。 |
伊勢 |
加山さんてきれいな人ですとか。 |
加山 |
そう言えって言っています。おっほほ。 |
澤田 |
加山さんって人気あるよね。 |
酒井 |
僕人気ないでしょ(笑)。 |
澤田 |
酒井さんは厳しいから。 |
酒井 |
厳しいというか、当たり前のことを言ってるだけなんですが。まあ僕はサービス精神がないから、加山さんのように手取り足取り女性にはできない。 |
加山 |
面接で酒井では絶対ダメって女性がいるんです。ふわーとしていて「どうしたらいいの、うん?」という女性は加山が面倒見ます。 |
澤田 |
そういう違いはあってもいいと思いますよ。2つ店があるんだから。 |
加山 |
実は酒井と二人で面接の時にははっきりわかるんです。この人は本店向き、この人はウーマン向きという色分けが。外から見ればなんとなくですが、二人の間では阿吽(あうん)の呼吸で分かります。 |
澤田 |
いいと思いますよ。でも僕はどちらもほぼ同じぐらい利用しています。そうでしょ。 |
加山 |
本店が70回、ウーマンが82回です。ほぼ同じですね。 |
澤田 |
それだけじゃないですよ。古くは中央沿線のとか、幕張の桑田さんの店とか役員秘書室とか。 |
酒井 |
そこの利用も併せると・・・。 |
澤田 |
多分220回以上利用しているはずです。 |
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-澤田さんが、やおら古い会員カードをだしてその場で披露した。 |
加山 |
ひやぁーすごい、お宝ですね。 |
酒井 |
これは博物館行きです。東急沿線博物館で永久保存なんて。 |
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「記憶に残るベストH、ワーストH」 |
酒井 |
次にこれまでのベストHとワーストHを発表してもらいたいのですが、伊勢さんからどうでしょうか。 |
伊勢 |
印象深いのは5年ぐらい前でしたか、ウーマンの○野さん。在籍は短かった。半年ぐらいでしたか。こういうステキな人がお店にいるんだと本当に驚きました。かつて私は幼稚園に行く娘を毎日車で送っていたんですが、そのときによそのママさんと毎朝顔をあわせるじゃないですか。その中にひとりすごく雰囲気が良くってキレイで私のタイプの方がいましてね。毎朝娘を送っていって、挨拶を交わしたり、少しお話をしたりするのが楽しみでね。(笑)。 で、その後何年かして○野さんに出会ったらその幼稚園ママに雰囲気がそっくり。まさに私のお好みのタイプ。確かお嬢さんが小学校3年生って言ってたかな。
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加山 |
リーマンの後ですよ。リーマン・ショックのおかげで来た女性です。 |
澤田 |
店から言うとおかげ(笑)。 |
伊勢 |
すごく迷ったと言っていましたよ。彼女の紹介文に「何も申し上げることはございません。ぜひ一度お会いになって、その素晴らしさをお確かめください」と書いてあったのを覚えていますよ。 |
加山 |
本当に良い女性でしたので、入れるまでは苦労しました。この業界に入るなら他の店に行かないようにと駆け引きもしました。 |
伊勢 |
予約が全然取れなくて、土曜日の夕方6時過ぎのスケジュール更新にスグ電話しても「もうおしまいです」と。 |
加山 |
そうでした。澤田さんもそうでしたね。 |
澤田 |
そんなことありましたね。 |
加山 |
土曜夕方6時組が毎週構えてた。リーマンのときはすごい女性が2人来たのです。 |
酒井 |
リーマン様様だね。 |
伊勢 |
で、彼女が辞めてからしばらくして東京で偶然、本当に偶然出会ったんですよ。声掛けちゃ悪いかなと思いながら・・・お茶しました。もちろん1回だけですよ。 |
酒井 |
それってすごいことですよ。伊勢さんは常は名古屋じゃないですか。東京へは出張で来るだけ。その間に偶然会うなんて、意味ある偶然といいますか、それは必然ですよ。 |
伊勢 |
いくら偶然と云っても辞めた人とお茶するのはルール違反ですよね。加山さん酒井さんごめんなさいね。 |
酒井 |
まあ節度ある伊勢さんのことですから、神様も一度だけって大目に見てくれたのでしょう。 |
伊勢 |
そうかもしれませんね。とにかくこんな女性がいるんだと強く印象に残っています。 |
酒井 |
いいなあそんな出会いがあって。さて澤田さんはいかがですか、ベストHは。 |
澤田 |
ベストというか、嬉しいことを言ってくれた女性のことをお話します。僕は攻めるほうが好きなので、嬉しかったのは「今まで生きて来てこんなに感じたの初めて」と言われたこと。これは最高です。 |
加山 |
キャー、メモりますからもう一度言ってください。 |
酒井 |
澤田さんちょっと待ってください。ペンがびっくりして書けなくなっちゃった(笑)。加山さんシャーペン貸して。 |
加山 |
はいこれ。 |
酒井 |
では澤田さんもう一度お願いします。 |
澤田 |
いやぁー、恥ずかしいですね。じゃあもう一度言いますよ「今まで生きて来てこんなに感じたの初めて」と。 |
加山 |
素敵、私も言ってみたい。 |
澤田 |
ひょっとしたら少しはビジネストーク的なことも入っているかもしれませんが・・・。 |
酒井 |
いや嘘か本当かは分かりますよ。身体の反応や目がうつろになったりしますから。 |
澤田 |
そうですね。99%は本当の気持ちじゃないかと。 |
酒井 |
それは一度だけですか。 |
澤田 |
似たようなことが5回ぐらいはありました。僕は攻め派ですから、女性がそうなることが嬉しい。 |
加山 |
お二人とも本当に本当に良いお客様です。お呼びして良かったです。 |
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酒井 |
いやぁー澤田さん、さっきの言葉思い出して汗が出てきました。さて気を取り直して、今度はワーストHの方を。言いにくいでしょうがご遠慮なく。まず伊勢様からお願いします。 |
伊勢 |
酒井さんの店で去年かな、松浦あややに似た名前の方がいらっしゃって。 |
酒井 |
ええ、いましたいました。 |
伊勢 |
めちゃくちゃしゃべる人で、機関銃みたいでした。 |
酒井 |
彼女にはお客様の前ではしゃべるなと言って聞かせたんですが。黙っていればイメージが崩れないから、できるだけ寡黙な女でいろと。でもおしゃべり欲求が抑えられない。 |
伊勢 |
お笑い芸人かと思いましたよ(笑)。 |
酒井 |
誠に申し訳ございませんでした。
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澤田 |
僕は付いていないな。もういないんでしょ。 |
酒井 |
そういうご意見が多くて、早々にお引取り願いました。ご指名いただいた方にはこの場をお借りしてお詫び申し上げます。 誠に申し訳ございません。
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伊勢 |
彼女は別として、他は皆さんどの方も懐かしく思います。 |
酒井 |
澤田さんはいかがですか。 |
澤田 |
う~ん。考えちゃいますね。 |
加山 |
遠慮なくおっしゃってください。 |
澤田 |
あれはウーマンさんの初期の頃、30代の人でしたが名前は忘れちゃった。あまり印象が良くなかった。 |
加山 |
どんな風にですか。 |
澤田 |
態度がちょっと・・・。横柄というか、ずっとしゃべっていてプレイに入らず、しゃべりながら今にもタバコを吸いそうで・・・。 |
加山 |
誠に申し訳ございません。
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澤田 |
僕はいつも2時間で予約を入れて最初の30分はお話をするんです。その話の中で、ああこの女性はこういう人だなと僕なりに把握して、それからプレイに移るんですが、この時は最初の30分でもういいいかなって。 |
加山 |
本当に申し訳ございません。
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澤田 |
ま、そんなこともありましたが、大体は話をしながら自分の手の内に入れちゃうので。 |
加山 |
で、さっきの言葉になる。「いままで生きてきて・・・」 |
澤田 |
いやぁー、それはもう勘弁して(笑) |
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―酔いも手伝って、皆さん口が滑らかになってきました。いよいよぶっちゃけトークの時間。 驚愕の発言が次々と出てきますので、いましばらくお付き合い下さい。 |
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酒井 |
ではこれからは自由トークということで。 |
伊勢 |
加山さん、女性から聞いたこと言っていいですか。 |
加山 |
うーんと、ここだけですよ、どうぞ。 |
伊勢 |
加山さん、あの女性ですが・・・。 |
加山 |
はい、あの女性ですね。 |
伊勢 |
彼女、何故ここにいるのって感じでしょ。で聞いたんですよ。そうしたら「退屈だからって」。 |
加山 |
そういう人何人かいるんです。口に出しては言わないけれども、そういう風に感じている女性は結構多いと思います。お金に不自由していない、でもお店に来ている女性がいます。 |
伊勢 |
最初は「本当かよ」って思っていましたが、これが本当だったり。 |
澤田 |
時代が変わったというか、風俗に対するハードルが低くなった感じがします。一昔前は、風俗で働くなら“出来なきゃいけない”“プロでなきゃいけない”という感覚があったと思いますが、今はそんなことはない。 |
加山 |
そうですね、プロっぽいと逆に嫌われる。 |
澤田 |
軽~い乗りで入ってくる。それに加山さんみたいに女性店長がやっている店もあるから、女性が入りやすいという面もあるのかなと。 |
加山 |
それは確かにあります。 |
澤田 |
女性からよくぶっちゃけられるんですよ。面接の話なんかを。 |
加山 |
言わないようにと云っているんですが。 |
澤田 |
私、ウーマンに応募したんですが、なぜか酒井さんの店にいるって(笑)。 |
酒井 |
さっきも言いましたように、やはりこの女性は本店向き、この女性はウーマン向きということがありますから。 |
加山 |
従順じゃないのに「従順な人妻たち」に入っちゃったとか(笑) |
酒井 |
従順という言葉は、開業時の10年前から死語なんですよ。従順という看板を掲げてますが、ぶっちゃけて言うと自分が従順だと思っている女性は現代ではほとんどいないのではと。ですからそろそろ従順という文字をはずそうかなって(笑)。 |
澤田 |
ジュウジュンと読めなくなったり、意味わかんな~いなんて(笑) |
酒井 |
「従順」は絶滅危惧種です。が、僕としては求めたい。それは男の夢、理想ですから。 |
加山 |
酒井さんは夢追人だから、夢見がちな熟年男性が嵌(はま)るんです。 |
酒井 |
ぼくも従順な人妻にハマリた~い。 |
加山 |
お外でどうぞ。 |
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結語「節度ある交際と節度あるデリヘル利用は両立できる!」 |
酒井 |
お外でというと澤田さん、週刊ポストでよく紹介されている出会いパーティへ行きませんか。 |
澤田 |
でも酒井さんは妻帯者でしょう。あれは独身の人しかダメなんですよ。 |
酒井 |
いや、お茶のみ友達を作るパーティなら結婚していても大丈夫です。探しますから伊勢さんも一緒に行きましょうよ。3人共モテますよ。女性が群がったりして。 |
澤田 |
群がられてもねぇー(笑)。 |
酒井 |
あるパーティは、医師・弁護士・企業マンで、年収1,000万以上が参加資格です。お二人のキャリアと年収なら、らくらくクリアでしょ。それに何より女性扱いがお上手ですから、そこいらの男には負けない。 |
加山 |
いい人見つけてお店へ来なくなったら困りますから~。 |
酒井 |
そこは私がいますから大丈夫。「節度ある交際と節度あるデリヘル利用は両立できる!」と決まったところで、今回の座談会の結語としたいのですが、皆さんこの辺でお開きとしますがよろしいでしょうか。 |
加山 |
私はもっと澤田さん伊勢さんとお話しいこと山ほどあるのに~。 |
酒井 |
じゃこの店が閉店するまで飲みましょうか。 |
全員 |
意義な~し。 |
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-あとがきと御礼-
年末の超忙しい中、会員の澤田様、伊勢様にはわれわれのために時間をお作り頂き改めて御礼申し上げます。残念ながらプライバシー保護と放送コード遵守のためにここに掲載できなかった面白いお話もお二方より沢山いただきました。
なお原稿作成にあったっては、録音テープのテープ起こしが予想以上に時間がかかり(収録時間3時間12分)、ホームページへの掲載が遅れたことをお許し下さい。
次回の座談会は、東京オリンピック開催の2020年の暮れと決まりました。番外編にもあるとおり、従順&ウーマン・伊勢志摩サミットとして大々的に行うことを、今回の座談会に出席の4名で共同宣言いたしました。その際には最後までお読みいただいたあなたにも参加のオファーが行くかも知れません。
さて、わたくし酒井も東京オリンピックまでは店の運営現場で力を尽くす所存でございます。
今までの10年これからの10年、皆様の変わらぬご愛顧に感謝感謝でございます。
東急沿線の従順な人妻たち店長・酒井
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【番外編】 |
すっかり酒が回って話に脈絡がなくなってきました。ここからは脈絡のなさをそのまま紹介します。話があっちこっちに飛びますがご勘弁を。 |
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「加山さんって情が厚そう」 |
澤田 |
加山さんって情が厚そうですね。 |
加山 |
そうです。情が厚くてハートも熱くて、多情多感な女なんです。 |
酒井 |
情も厚いが肉も厚い。肉厚です。 |
加山 |
うんもー。 |
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「シナリオ大賞に輝いた伊勢様は、実際にはストーリープレイをしたことがないという驚愕の事実が」 |
酒井 |
伊勢さんは見事シナリオ大賞のグランプリを射止められましたが、作品の出来栄えは勿論ですが、応募点数もすごかった。 |
加山 |
14~5点ありました。 |
伊勢 |
出来たものを次々加山さんにメールで送ったんです。で、加山さんの感想を聞いたりして。 |
加山 |
締め切りが迫ってくるにつれて次から次という感じで送られてきました。 |
伊勢 |
シナリオ大賞の企画は本当に楽しませていただきました、ありがとうございます。大賞以外の作品も自分としては力作だと思うので、いつか陽の目をみる機会があればなー、なんて勝手に思っているんですけどね。ちなみにストーリープレイをやる人は結構いらっしゃるんですか。 |
加山 |
沢山いらっしゃいます。入り込まれる方も沢山いらっしゃるようですよ。 |
伊勢 |
じゃあ、僕の作ったシナリオで遊んでいらっしゃる方もいるのかな。 |
酒井 |
伊勢さんもストーリープレイなさるんでしょ。 |
伊勢 |
いや一度もしたことがなくって。 |
酒井 |
えつ、やらないんですか。 |
伊勢 |
頭の中だけの世界なんです。シナリオの世界で完結しちゃうタイプです。 |
酒井 |
グランプリ取った人が、一度もストーリープレイをしたことがないなんて。いやあ、知りませんでした。なんか詐欺みたい(笑)。 |
伊勢 |
作者と演者は違うということで何とかご理解を。 |
酒井 |
でもやると結構面白いですから、一度やりましょうよ。 |
伊勢 |
ダメダメ、恥ずかしくってとても出来ません。 (いわゆる業界勤務の伊勢様は、ストーリープレイ苦手の実はとても真面目なナイスミドルでした。) |
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「高級店ってどうなの?」 |
伊勢 |
高級店ってあるじゃないですか。 |
澤田 |
ありますね。6万とか10万とか。 |
伊勢 |
それなりにきれいな人は来るんです。それに本番が付いていますからね。そんな店があるのに、何故私たちは加山さんや酒井さんの店に通うのか。それは、女性の内面のレベルがまったく違うからです。 |
澤田 |
僕も同感。確かに外面はすごい、おうーって人が来る。でも中身が違う。 |
伊勢 |
選んで選んで、吟味して吟味して指名したらこの人かと。帰る頃にはもういいかなという・・・。また会いたいと思わない。そこまで選んでこうですから後は推して知るべし。矢印がずうーと下がちゃって。 |
加山 |
でも高くても使う人がいるから、そういう店も成立していると思うんですが。 |
酒井 |
それは客の経済的錯覚に働きかけているからで、「高い=良い」と思ってしまう。高級感溢れるホームページ、高級そうな女、破格に高い料金設定、それに錯覚する。良いものは高いけど、高いものが良いとは限らない。 |
澤田 |
そうそう。 |
酒井 |
こんなに高いのだから、今回はだめでも次はと。次もダメでもその次はと。で、結局夢に終わって店を離れる。ですからそういう店では澤田さんや伊勢さんのように50回100回と使う人は多分いないと思うな。 |
加山 |
ウチのようにやや高めの料金で、外見もそれなりで中身が良いというのが一番よろしいと。 |
酒井 |
うん、競馬と比べるのもなんですが、中穴狙いが最もパーフォーマンスが高いんです。 |
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「開業15周年記念座談会は、伊勢志摩サミットで」 |
酒井 |
伊勢さん名古屋ですよね。 |
伊勢 |
そう、ずっと名古屋。生まれも育ちも大学も。就職先も名古屋です。 |
酒井 |
今度伊勢志摩サミットが開かれますが、伊勢志摩は本当にいいところですね。 |
伊勢 |
名古屋では昔から女の子と仲良くなってそれなりの関係になったら伊勢志摩へ旅行するというのが定番です。定番ですが老若男女誰が行っても何度行ってもいいところです。 |
酒井 |
2年前に伊勢志摩に家族で旅行に行きまして、志摩観光ホテル・クラシックに泊まりそこを起点に周辺を遊んだのですが、本当にのどかで気持ちが良くて。名古屋や東京からすれば地方ですがいわゆる田舎ではない。今回のサミットの開催地に選ばれたのも、もっともだと思います。 |
伊勢 |
近鉄特急で名古屋から2時間ちょっとかかりますが、一度は行く価値があると思います。 |
酒井 |
じゃ次の座談会は、伊勢志摩サミットとしますか。 |
加山 |
きゃー素敵。鯛ひらめあわびに伊勢エビの舞い踊りですね。 |
酒井 |
志摩観光ホテルのメインダイニングで伊勢エビのコースなんていいですよ。 |
澤田 |
では、ここで4人で共同宣言しますか。 |
酒井 |
やりましょう、やりましょう。次は5年後の2020年の東京オリンピック開催年にあわせて大座談会をやりますと。 |
澤田 |
2020年か。僕もシニアの仲間入りをしていますね。 |
酒井 |
ではふつつかながらわたくし酒井が音頭を取らせていただきます。みなさんご唱和下さい。「次の座談会は、伊勢志摩サミットとして大々的にやるぞー!」 |
全員 |
「やるぞー!」 |
酒井 |
有難うございました。 |
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パチパチパチ(拍手の音) |
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